皆さんは、頭が痛いと感じたことはありますか??
・日常生活で感じる慢性の頭痛
・カゼからくる頭痛
・お酒を飲み過ぎて二日酔いで悩まされる頭痛
・台風が来る前に感じる頭痛
・ハンマーで叩かれているような頭痛
上記以外にも、頭が痛いと感じる時があると思います。
私自身、元々花粉アレルギーがあるので、
春の花粉症の時期は鼻をかみすぎて頭が痛くなることがあります。
当院に来院した際に鼻をすすっているスタッフがいたら私です(笑)
話はそれましたが…
15歳以上の日本人の約4割以上は頭痛持ちと言われています。
頭痛と言っても、原因は様々です。
耐えがたい痛みのものもあれば、一時的なものですぐに治るものもあります。
自分の頭痛がどのタイプによるものなのか
原因がハッキリしていれば、頭痛の悩みが解消されるかもしれません!!
まず、頭痛のメカニズムについてお伝えしたいと思います!
実は、頭蓋骨(頭の骨)・脳そのものは、つついても痛みを感じません!
頭部で痛みを感じる場所としては、
・骨膜
・太い血管
・硬膜
・頭皮
・頭を覆う筋肉
・脳神経
・頸髄神経
などです。
これらの組織が
外傷を受けたり、圧迫されたり、引っ張られたりすると炎症を起こし、
それが頭痛となって痛みが現れます。
頭痛のメカニズムが少し分かってきましたか?
次にその痛みの原因について詳しく説明したいと思います!
頭痛の原因には、
病気があるわけでもないのに繰り返し起こる頭痛(一次性頭痛)と
病気が原因であらわれる頭痛(二次性頭痛)の大別できます。
*細かく分けると14種類になるので…
細かくはまた別の機会にお伝えしたいと思います(^ ^)
緊張型頭痛は、身体的ストレスと精神的ストレスが
いくつも重なることによって起こると考えられています。
頭痛の中で最も多く見られる頭痛です!
身体的ストレスとは、たとえば、
上半身を前かがみにしたパソコン操作、うつむき姿勢、車の運転、
就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い間続けることや、
体の冷えなどがこれに当たります。
そのような状態が続くと、首筋から肩にかけての筋肉が収縮し、
凝った状態になり、頭痛を誘発します。
また、運動不足も頭痛を招きます。
家庭内でのトラブルや仕事がうまくいかないなどの精神的ストレスも、
神経や筋肉の緊張を高め、頭痛の誘因となります。
《筋緊張性頭痛の症状》
*頭重感(重苦しい鈍痛)
*後頭部を中心に頭全体の締めつけ感
*肩が凝っていると感じる
はっきりとした原因は解明されておりませんが、
何らかの理由で脳の血管が急激に拡張して起こる頭痛です。
緊張型の次に多くみられる頭痛です!
脳の血管が拡張することで周囲の三叉(さんさ)神経を刺激します。
その刺激が発生することで
炎症物質がさらに血管を拡張して偏頭痛を発症します。
心身のストレスから解放された時に急に血管が拡張することがあり、
仕事のない週末などに起こりやすいとも言われています!
また、主に片側に症状が出やすいのが特徴で、
女性に多いことから、女性ホルモン(エストロゲン)が
何らかの形で関わっているという説もあります。
《偏頭痛の症状》
*ズキンズキンと脈うつような痛み
*音・ニオイなどの刺激に敏感になり吐き気などを伴う
*閃輝暗点(せんきあんてん)
*閃輝暗点(せんきあんてん)
突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のようなキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなること。
群発性頭痛も、はっきりとした原因は解明されておらず、
目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症を起こしている、
という説が1番有力だと考えられます。
重篤な病気が原因とはならない頭痛の中で、
最も痛みが激しいと言われています。
症例は珍しく、診断にも時間がかかると言われているやっかいな頭痛で、
比較的、男性に多いと言われています。
《群発性頭痛の症状》
*目の充血・かすみ
*目の奥に鋭い痛み(えぐられる様な痛み)
○聞いただけで辛さが伝わってきますね。汗。。
*夜中から朝方に現れやすく、1週間〜1、2ヶ月続く
くも膜下出血・髄膜炎・脳梗塞・脳腫瘍など、
何らかの病気の症状として起こる頭痛を「二次性頭痛」といい、
二次性頭痛は命にかかわるような疾患が原因の場合があります。
カナヅチで殴られる様な、いつもと違う頭痛を自覚したときは、
すぐに病院を受診してください。
ところで、頭痛の種類によってケアが変わるのをご存知でしたか!?
一次性頭痛で説明した3つの頭痛は、
ケアの仕方を間違えると症状が悪化してしまいます。
なので、自分が何タイプの頭痛かを理解しましょう!
1, 筋緊張性頭痛
血行不良が原因ですので温めることが効果大です!
湯船にしっかり浸かり血流改善しましょう!
中々湯船に浸かれない方は、
蒸しタオルを使い、後頭部〜頚の後ろを温めてみて下さい。
同じ姿勢を避け、適度な運動、またはストレッチをしましょう!!
当「あすウェルスポーツ鍼灸整骨院」では、
筋緊張性頭痛の患者様に対して血流改善を目的にマッサージを行い、
凝りが強い方に対しては鍼灸治療を提案しています。
筋緊張型頭痛は血行不良が原因のため、
妨げとなっている筋肉に対して直接アプローチしていきます。
当院で、筋緊張型頭痛の治療の際に使用するツボです☆
背中の筋肉にはお灸をすえることもあります!!
原因が明確な血行不良による筋緊張性頭痛の場合、
マッサージが効果的な治療方法になりますが、
中にはマッサージが苦手な患者様もいらっしゃると思います。
ですがご安心ください!
当院ではストレッチのコースもありますので、
ストレッチなどで血流改善が出来ます。
患者様に合わせた治療が出来ますので、詳しくはスタッフにご相談ください!
2, 偏頭痛
筋緊張性頭痛と違い、偏頭痛は血管が拡張することで症状が悪化します。
ですので、温める行為は避けてください!
こめかみ部分を冷やし、静かな所で休むのが一番回復します。
お風呂も入らない方が良いと思いますので、冷やして早めに寝てください!
先ほどもお伝えしましたが、
偏頭痛の際に患部を温めると症状が悪化する可能性が高いです。
当院の治療としては、
患部は触らずに手・足先のツボを使って鍼灸治療やマッサージを施します。
手・足に刺激をあたえることによって、
血管拡張を鎮め血液の流れを抑えるという作用があります。
筋緊張型・偏頭痛は全く逆の治療になります!!!!
3, 群発性頭痛
睡眠を妨げないために
寝る前に薬を飲んで、痛みを予防するという方法もあります。
しかし、それ以前に
群発頭痛を誘発させるアルコールやタバコを控えるなど、
日常生活での予防が大切です!
群発期間は、
・禁酒・禁煙を心がける
・気圧の変化で血管の拡張に繋がる登山や飛行機の利用は避ける
などをオススメします。
偏頭痛も群発性頭痛も血管が拡張すると悪化するメカニズムは一緒です。
後頚部や側頭部の筋肉の緊張により血管が収縮された後、
元に戻そうと血管を拡張させる反応が急激におこる為に痛みを伴うので、
患部に鍼をするとより血管が拡張してしまいます。
ですので痛みが出ていない側に鍼、または足に鍼をし、
鍼をした部分の血管を拡張すれば、
そちらの血流が良くなるので頭への痛みが軽減します。
筋緊張性頭痛は即効性がありますが、
偏頭痛に関しては少し長く通っていただいた方が効果は出やすいです。
繰り返しお話しますが、
筋緊張性頭痛は温める!
偏頭痛は冷やして安静にする!
ことを忘れないでください(^ ^)
まれに筋緊張・偏頭痛の混合型タイプの方がいらっしゃいます。
その場合はどちらも試してみて、楽に感じる方を続けて下さい!!
上記以外にも、
二日酔いによる頭痛や気圧の変化によっておこる頭痛など、
細かく分けると頭痛の種類はたくさんあります。
また、最近では頭痛専門のクリニックが増えてきており、
昔と比べると多くの人が頭痛に悩まされているのが現状です。
頭痛で悩まされている方の中には、
薬を服用せずに我慢する方もいらっしゃると思います。
確かに、薬を飲むことで身体に負担はかかりますが
薬が全て悪いわけではありません。
お医者さんの指導の元、適量を守っていれば服用することも大事であり、
頭痛が起こる前に自分の身体を知り、状態を把握することで、
頭痛を軽減することも可能になると思います。
痛みを軽減するためにも、日頃からケアを受けることをオススメします!
自分がどの頭痛なのか? どの治療を受けるべきか?
お悩みの方は身体の不調をそのままにせず、
三軒茶屋にある当『あすウェルスポーツ鍼灸整骨院』にご相談ください。