突然ですが、ご自身がずっと冷え性やむくみで悩まされていて、
「私は循環が悪いからな~」などと思われたことはありませんか?
私自身、脚のむくみが気になっていて、
常日頃「循環悪いな~」と思っています。(笑)
健康志向のこの時代、
「身体の循環が悪いのは健康に良くない」
と既にご存知の方が多いと思います!
ところで皆さんは、
・栄養を摂取するために食べる
・酸素を取り込むために呼吸する
という行為を当たり前のように行っていますよね(^o^)☆
では、その取り込んだ栄養や酸素は、
身体にある60兆個の細胞ひとつひとつに
どのように送られているのでしょう……?
それは「体液」が担ってくれています!
この「体液」こそが、
身体を循環しているモノの正体なのです!!
さて、これを聞くと
・あまり聞きなれない言葉、「体液」とは一体何なのか?
・どうすれば体液の循環が良くなるのか?
と考え出すと、体液について興味が沸いてきましたよね?(*^ ^*)
では、より詳しく見ていきましょう!
目次
身体を構成している水分を「体液」と言い、
個人差はありますが体重の約60%を体液が占めます。
そして、その体液の約3分の2(体重の約40%)は、
細胞の中にある「細胞内液」、
残りは細胞の外にある「細胞外液」に分けられていて、
この2つは細胞膜に隔てられています。
また、この細胞外液には、
細胞を取り囲む「間質液」と、血液中の「血漿」があり、
この2種類の細胞外液は「血管」によって隔てられています。
健康な成人の方の体液量は常にほぼ一定です。
これは、脳が身体に指令を出して、
体内に取り込んだ水分量とそれに見合う同量の水分を体外に排泄し、
体液量の平衡を保っているからです。
健康な方の1日の水交換量(摂取量など)は、
通常約2.5Lと言われています。
その内の大部分は飲料水と食物中に含まれる水分ですが、
その他にも食物の酸化によって生じる代謝水が約10%を占めます。
一方、水分の排泄には腎臓が重要な役割を果たし、
1日に約1.5Lの尿が排泄されます。
排泄する水分は尿以外にも、
便や吐いた息の水分として、あるいは汗などによって排泄されます。
少し難しい説明になってしまいましたが……
水分を身体の中に取り込んだり、不要な水分を排泄したりを、
ご自身のタイミングで毎日何度も繰り返していますが、
身体の中の体液量は一定に保たれなければいけません。
しかし、汗が多量に排泄されたり下痢をしたりなどによって
その平衡が保たれなくなってしまうと、「脱水」を起こしたり、
また、逆に栄養不足などで過剰な水分が貯留すると、
「むくみ」が生じてしまう可能性があります!
「体液」について何となーくイメージが沸いてきましたか?
さて、このコラムの最初の方にあった、
「取り込んだ栄養や酸素は、
身体にある60兆個の細胞ひとつひとつに
どのように送られているのでしょう……?」
という問いを覚えていますか?
「それは体液が担っています」と既にお伝えしましたが、
その事について、より詳しく見ていきましょう!
皆さんが口から入れた食べ物や飲み物の栄養素は、
消化管から吸収されて体内に入ります。
その栄養素は酸素と共に「細胞外液」によって運ばれ、
ひとつひとつの細胞まで届けられます。
細胞内では細胞外液によって運ばれた栄養素や酸素を使い、
活動に必要なエネルギーを生み出したり、
身体を作るタンパク質を合成したりしています。
その結果で生じた老廃物や二酸化炭素(炭素ガス)などは、
また「細胞外液」で運び出され、尿や呼気から体外に排泄されます。
つまり、細胞膜や血管(毛細血管)を通って、
水や体液に溶けている物質の一部は細胞間を移動することができるため、
栄養素や老廃物などは細胞内液と細胞外液を行き来し、
細胞に取り込んだり排泄したりすることができるのですね!
ちなみに、体液には体温を維持する働きもあります!
人の体温は35~37℃前後に保たれていて、
身体の代謝や酵素はこの温度帯で効率良く働くことになりますが、
身体はエネルギーを生み出す際、熱も産生されます。
しかし、体液が汗などによって、
身体に生じた熱を体外へ排泄してくれているため、
体温は一定の温度に保つことができるのです。
生きるために身体は本当にうまくできていますが、
中でも「体液」は功労者の1つですね~(^.^)♪
皆さんが身体に取り込んだ栄養や酸素は、
身体を構成する細胞60兆個が必要としているものです。
それらは体液の種類の1つである「血液」が運搬して、
細胞ひとつひとつに届けてくれているのと同時に、
細胞が活動した結果で生じた二酸化炭素や老廃物は、
「血液」によって組織から除かれます。
では次に、そんな「血液」について、より詳しく見ていきましょう!
血液とは粘稠性(ねんちゅうせい)を持った弱アルカリ性の液体で、
血液の量は体重の約13分の1(約8%)を占めます。
血液は、細胞成分の赤血球、白血球、
血小板と、液体成分の血漿(けっしょう)に分けられるのは、
血液検査などでご存知の方も多いと思います☆
血液は物質を運搬するために全身を流れていて、
肺から酸素を、消化管から栄養素を、内分泌腺からホルモンを、
などなど、全身の組織の細胞へ運んでくれています。
そして全身の組織で生じた二酸化炭素(炭酸ガス)や、
その他の不要な代謝産物を組織から運び出し、
肺や腎臓に送り、そこから体外に排出します。
高校などで習ったのを思い出しましたでしょうか(^_^)?
さて、更に確認ですが、血液は心臓によって血液が加圧され、
動脈を通じて全身へ送られ、最後に静脈を経て心臓へと戻りますよね!
例えば、男性で60kgの体重の方だと約4.6kgもある血液ですが、
たった約1分あれば身体を1周してしまう程、
とても速いスピードで身体を循環しているのです!
ちなみに、大人の血管を全て繋ぎ合わせると、
約10万kmもあるそうで……!!
血液は全ての血管をくまなく通っているわけではありませんが、
地球を2周半もしてしまうほどの長さの血管を、
約1分で1周するなんて……恐るべし心臓ポンプですね。(笑)
このように、心臓は毎日休むことなく血液を送り出し、
そしてその血液は、私達の身体を循環して、
物質を細胞に運搬してくれている働き者なのです☆
「リンパ液」を少し聞いたことがあるという方は、
老廃物を流してくれるものだと既にご存知だと思います!
今回はそれだけではなく、
より詳しく「リンパ液」について見ていきましょう☆
「リンパ液」とは、体内を循環している血液の一部が、
毛細血管の外に染み出し、リンパ管に回収されたものをいいます。
毛細血管から染み出したリンパ液は、
内臓や皮膚などに身体中を網の目状に広がっている
リンパ管やリンパ節を経由して静脈に戻ります。
その間に、体内に侵入した異物(ウイルスなど)の
大部分はリンパ系に取り込まれ、それらはリンパ節にて、
リンパ球やマクロファージと呼ばれる血球によって取り除かれます。
血液のご説明でも記載したように、
血液(静脈)も老廃物などを回収し、流してくれていますが、
リンパ液は静脈では回収し切れないものを回収してくれる、
血液のフォロー役をしてくれています!
ところで皆さんは、
リンパ液がどのようにして身体を流れているかご存知ですか?
「リンパ液は血液の一部なんだから、
血液と一緒で心臓が送ってくれているんでしょ?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、リンパ液が流れるリンパ管やリンパ節は、
血管とは別のルートに存在するため、
心臓のポンプ作用で流れている訳ではないのです!!
リンパ液が流れるリンパ管(毛細リンパ管以外)は、
周りを平滑筋(へいかつきん)という筋肉に囲まれています。
なんと、その平滑筋が自発的に軽度の収縮を繰り返すことにより、
リンパ液は身体を流れているのです!
まさか筋肉だとは思いませんでしたよね……(笑)
ちなみに平滑筋とは不随意筋(ふずいいきん)といい、
これは心臓の収縮が勝手に行われている筋肉と同じで、
リンパ管の場合は、1分間に2~6回程度の収縮をして
リンパ液を送っているそうです。
このリンパ管の収縮は軽度ながらも、
リンパ液を送るために最も重要な原動力なのです!
……とは言っても、約1分間に全身を1周する血液と比べると、
何だか弱々しい感じがしますよね?(笑)
もちろん他にも、骨格筋(自分で動かせる筋肉の事)の収縮や
呼吸運動、消化管運動、動脈の拍動などの、
リンパ系以外からの力も、リンパの輸送をどんどん促してくれるのです☆
そのため、定期的に適度な運動をすることや、
朝昼晩しっかり食事を摂ることなどが、
リンパを流すためには大切である、という事になります!
リンパ液の流れる量はごくわずかなのですが、
このリンパ液が身体を流れてくれているおかげで、
余分なタンパク質や水分が血中に戻ることができたり、
消化された脂肪を吸収してくれたりと、
リンパの流れは人の身体に不可欠な存在です!
長くなりましたが、以上が身体の循環に関する内容になります!
美容に敏感な女性だけではなく、それ以外の方々にも、
ぜひぜひ覚えておいていただきたいです(´▽`*)
さて、長々と身体の循環について書かせていただきましたが、
「普段から運動したりケアを受けたり、特に何もしていないから、
循環を良くするために何をしたら良いのか分からない……」
というような方も多いかと思います。
当院では、そんな患者様の身体のお悩みを、
豊富な施術メニューを用いて、改善に導くお手伝いをさせていただきます!
では最後に、当院の身体の循環を改善する施術メニューについて、
以下よりご紹介していきます、ご覧ください☆
鍼灸治療では、鍼を刺したり灸を据えたりすることによって、
自然治癒力(薬に頼るなどせず、自分の力で治そうという力)を
高める効果があります。
当院の鍼灸治療では主に、
現代的な医療を取り入れた※スポーツ鍼灸を行っておりますが、
自然治癒力を高めるだけでなく、血液循環や内臓、免疫などの働きを、
本来の正常な状態に戻したり保ったりするように促す効果も見込まれます。
※スポーツ鍼灸とは、スポーツ障害の治療や障害発生の予防、
コンディショニングの手段として鍼灸治療を用いること
より詳しく記載した当院の鍼灸治療についてのコラムがありますので、
是非こちらも併せてご覧ください!⇒ 当院の鍼灸治療について
こわばった筋肉をほぐしたりストレッチしたりなどをして身体を動かすことで
体温を上昇させ、血行やリンパ系の流れの改善が期待できます。
身体が温まってくると血行が良くなるのは、
皆さんもご存知だと思います(^_-)-☆
特にふくらはぎは第2の心臓と呼ばれる程の部位なので、
ふくらはぎが硬い方は、ほぐしたりストレッチをすることで、
静脈の戻りが良くなり、血液循環が良くなるかもしれません♪
当院では基本的に、痛みや痺れなどの患部に対して、
インディバを用いて施術を行っていますが、
それらだけに効果がある訳ではありません!
身体の深部を温めることができるため血行が良くなり、
体内に蓄積された老廃物や疲労物質などの排泄を促す効果や、
代謝が上がり脂肪が燃焼しやすく改善させる効果も期待できます。
(もちろん、継続して受けていただくことで期待できる効果です!)
インディバセラピーでは、施術者の手を介して電気を通電させ、
身体を温めながらほぐしていくことも可能ですので、
相乗効果も期待できる最新の高周波温熱機器です☆
より詳しく記載した当院のインディバについてのコラムがありますので、
是非こちらも併せてご覧ください!⇒ インディバ アクティブについて
反復回数を多くして行うような、
持久力を高めるトレーニングを継続することにより、
筋肉の毛細血管が発達し、筋肉を流れる血液量が増加します。
例えば、就寝時に横になると全身と心臓の位置が同じになるため、
心臓のポンプ作用のみで血液を循環させることができます。
しかし、それ以外の場合は、
重力に逆らって上に押し流さなければならない事が多く、
そのためには筋肉のポンプ作用のサポートが必要不可欠です。
普段から運動やトレーニングなどをされていなかったり、
身体が細く筋肉量の少ない方は、
そのサポートが不十分のため、血液の循環が十分に行えていません。
そのためにもやはりトレーニングが必要なのですね(^^*)♪
当院ではトレーニングを行うスペースもあり、
専属トレーナーが患者様に合わせた適切なメニューをお作りし、
マンツーマンでトレーニング指導をさせていただきます!
更に、お得に通いやすい回数券もご用意しておりますので、
こちらもご参考に是非ご覧ください!⇒ トレーニング回数券について
長い長いコラムでしたが、最後まで見てくださりありがとうございました!
「身体の循環」についての重要性を、
このコラムでより深く知れたと思っていただけると幸いです♪(^o^)丿
当院では、先程ご紹介させていただいたように豊富なメニューを揃えており、
患者様の様々な身体の痛みやお悩みに対して、
お一人お一人に合わせた施術を行うことができます!
今回のコラムのテーマである「身体の循環」のお悩みはもちろん、
その他にも、些細なお悩みも、慢性で諦めかけている身体の痛みでも、
当あすウェルスポーツ鍼灸整骨院にてお気軽にご相談ください!
【TEL】
03-6453-2577
【受付時間】
月~土:9:30~12:30、15:00〜20:00
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