鍼灸について皆様はどのようなお考えがありますか?
以前にも、当「あすウェルスポーツ鍼灸整骨院」で
『鍼灸治療の効果と痛みについて』というコラムを掲載しました。
http://asuwell.com/column/feature-articles/acupuncture-therapy/
こちらでは、
鍼灸の歴史・安全性・どのような症状に対して効果があるのか
を解説してきたのですが、
当院で扱っている鍼灸について、まだ詳しい説明がなかったので、
今回は当院で扱っている鍼灸について詳しくお話します。
鍼灸治療について、少しでも患者様の不安がとれ、
保険治療またはスポーツケアと併用して受けて頂けるように
お伝えしていきたいと思います。
鍼灸治療とは、身体に鍼・灸を用いた刺激を与えることで、
多様な疾病への治療的な介入や健康増進を目指す医療技術です。
とは言っても、初めての方は
鍼に対して『痛い・怖い』、
灸に対して『あつい・痕が残る』
というイメージを持たれていませんか??
私自身、注射が大の苦手なので、
鍼灸を受けるまでは、『鍼=注射と同じくらい痛い』
と思っていました。
頑なに鍼灸治療を拒んでいましたが、
マッサージをするだけでなく患者様の身体を良くするには?!
(マッサージ以外の刺激で改善させるには)
と考えた際に、
治療の幅を広げるためにも、
1度受けてみようと思ったのがきっかけでした。
私と同じように、
『鍼=太い・痛い』と思っている方も多いと思いますので、
まずは鍼の種類について細かくご紹介します!
*長さ
1番短い鍼は15mm (1.5cm)で、
美容鍼の際に使用することが多いです。
短い鍼から1cmずつ長くなり、
1番長い鍼は150mm (15cm)になります。
*太さ
直径0.10mm〜0.30mm
実は髪の毛よりも細いです。
当院では、患者様の希望があれば、
実際に使用する鍼をお見せしています。
初めて鍼治療を受けられる患者様の不安がとれて、
リラックスすることにより筋肉の緊張も抜けるため、
施術が受けやすくなるからです。
次に*当院の鍼*をご紹介します。
01鍼 (0.14×30mm)
1番鍼(0.16×40mm)
2番鍼(0.18×40mm・50mm)
3番鍼(0.20×40mm・50mm・60mm)
5番鍼(0.25×40mm・60mm)
8番鍼(0.30×60mm)
があります。
【注意】当院では美容鍼は行っておりません。
鍼の太さによって色分けがしてあります。
下記の写真ですと、
左の黄緑色の鍼が当院では1番細く、
右の鍼にいくにつれて太くなっています。
(黄緑→赤→黄色→青→紫→茶色)
例えば、
お尻は脂肪がつきやすく厚さもあるため、深部に刺激が届きにくいです。
そのため、お尻に鍼治療をする際に、
上記の鍼で言うと青・紫・茶色の少し太めの鍼、
50mm・60mmの長い鍼を使用します。
皮膚が薄い関節周囲などの部位に関しては、
太い鍼は痛みを伴うため、細くて短い鍼を使用しています。
症状が同じでも、
患者様一人一人、体格や筋肉量は個人差があります。
刺激量の感じ方も異なるため、
身体に合わせて鍼の種類を変えています。
当院では*ディスポータブル鍼*を使用しております。
ディスポータブル鍼とは、
完全滅菌・個別包装の使い捨ての鍼のことです。
使う直前に開封しますので、感染事故の心配はありません。
*灸*
お灸には直接灸と間接灸(温灸)があります。
当院では上記の写真の間接灸を使用しております。
間接灸とは、熱さを緩和するため、
もぐさと皮膚の間に色々な物を挟んで、
熱が間接的に伝わるようにした据え方です。
直接身体に触れることなく灸を据える方法ですので、
ヤケドの心配はありません。
*間接灸は市販で購入ができますし、専門のお店もございますので、
ご自宅でのセルフケアとして利用している方が増えています!!*
鍼灸治療と言っても、
東洋医学的視点とスポーツ外傷による視点の2つに分けられます。
東洋医学的視点とは、お腹・舌・脈を診て心身の状態を把握し、
経絡という気の流れに沿って経穴(ツボ)に刺激を与えることを言い、
スポーツ鍼灸とは、スポーツ障害の治療や障害発生予防、
コンディショニングの一助として鍼灸治療を用いることを言います。
*当「あすウェルスポーツ鍼灸整骨院」は、
スポーツ鍼灸を行っております。
身体の動きをチェックし、動きの妨げとなる部位を対象に
鍼灸治療を施します。
部位によっては痛みの感じ方も異なるため、
当院では多くの患者様に対応できるよう、鍼の種類を豊富に扱っております。
では次に、鍼・灸の効果についてお伝えしたいと思います。
【鍼】直接刺激を与える事ができる為、即効性があります。
また、ツボ(経穴)に刺した鍼による刺激が自律神経系・免疫系に作用し、
筋の緊張の緩和・血液循環の改善・新陳代謝を向上させることにより、
自然治癒力をアップさせる働きがあります。
マッサージや、指圧では凝りが残ってしまうことがあったり、
揉み返しで苦しんだ経験はありませんか??
当院では、
マッサージで残った凝りの部位や深層部の硬くなった筋肉へ
アプローチする際に使用しています。
【灸】体に温熱刺激を与えることで、
皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。
すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップする他、
リンパの流れが改善されるので、むくみの解消にも繋がります。
さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、
局所の充血や貧血調整することによって
炎症をやわらげる効果もあります。
冷えでお悩みの方にはオススメです!
鍼治療は、すぐに効果が現れる傾向にあり、
灸治療は慢性的な症状に対して、
比較的ゆっくりと継続的な改善させる傾向にあります。
ですが、鍼も慢性的な症状に効果があることが多く、
“この症状には鍼”“こちらの症状には灸”
と一概に決めつけることは難しいです。
当院では、
・症状
・患者様の身体の状態
(日・週・月によって身体の疲労感などが変わるため)
に応じて提案しています。
また、鍼灸治療と併用して
マッサージケアやインディバ【INDIBA】を組み合わせた
治療をおすすめしております。
鍼灸治療にて刺激を与え、
マッサージによって大きく筋肉を動かすことにより、
相乗効果が期待できます。
マッサージケア
http://asuwell.com/menu/#total-cond
インディバセラピー
http://asuwell.com/menu/#indiba
インディバセラピーとは??
http://asuwell.com/column/about-indiba/indiba-activ-therapy/
ここまでは、鍼灸について当院の取り扱いから、
それぞれの効果効能についてご紹介しました。
ただし、鍼灸といっても、
治療方法はお客様一人ひとりバラバラなものです。
様々な治療方法の組み合わせの中でも、
効果効能に即効性の高いといわれる治療方法は、
こちらのパルス治療です。
電気鍼・パルス治療のことを正式には、
『低周波鍼通電療法』と言います!!
刺した鍼に低周波の電気を流して連続的に刺激を与えます。
(もともとは中国で『鍼麻酔』として考えたことから始まりました)
鍼そのものの刺激に加え、
さらに電気刺激を与えることで、筋肉が収縮を繰り返します。
筋肉をマッサージしているのと同じ効果があるため、
血行改善作用が期待できます。
また筋肉以外にも神経痛の方にも使用したりします!!
私は、頑固なコリでお悩みの方にパルス治療を提案し、
または肉離れ(状態にもよります)や捻挫等の急性期の外傷では、
受傷した周囲の筋肉の弛緩と鎮痛効果を目的として
鍼通電療法を行うこともあります。
※はじめからパルス治療ではなく、筋肉の状態を診て提案しています。
気になる方は、ぜひ一度受けてみてください!!
治療後の飲酒は、内臓の働きが良くなっているので、
たいへん美味しくお酒を召しあがれます☆
しかし飲酒は、血液循環や新陳代謝を低下させてしまうため、
出来れば、治療後の飲酒は控えめに、
または禁酒していただいた方がカラダにとって良いと思います。
また、患者様より『お風呂に入っても大丈夫か?』との質問があります。
血行が良くなっているため、
長湯・熱い湯での入浴・湯船で揉むなどは避けてください。
鍼灸治療後のすぐの入浴も、
治療を受けてカラダはリラックスしている状態(副交感神経優位)ですので、
1・2時間ほどあけて入られる方が望ましいと思います!
当院の鍼灸治療は自費治療で行っております。
保険治療・スポーツケアと
組み合わせて受けることをお薦めしております。
少しでもカラダの痛み・不調が改善できるよう、
患者様一人一人に合わせた治療を提案させていただきます。
鍼灸治療に興味のある方や
また急性期・慢性期の症状でお悩みの方は
三軒茶屋にある当『あすウェルスポーツ鍼灸整骨院』にご相談ください。