【なぜ古傷は痛む?】古傷の痛みについて

あすウェルスポーツ鍼灸整骨院
古傷が痛む原因とは?

「寒くなると古傷が痛む」
「雨が降ると古傷が痛む」
「季節の変わり目には、いつも昔怪我したところがうずいてしまう」

こうした症状にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

普段は痛みが現れないのに、特定の時期や状況で痛み出す「古傷」。

その痛みの原因やメカニズム、改善方法や予防方法についてまとめてみました!

 

古傷が痛む原因

 

雨や寒さの影響、季節の変わり目などに

突然現れる古傷の痛みや昔の怪我の後遺症

 

その原因には、気圧の変化による、

「炎症物質ヒスタミンの発生」「自律神経の反応」「ストレス」

が関係しているのではないかと考えられています。

 

 

 

原因1. 炎症物質ヒスタミンの発生

 

前線や低気圧が近付き急に気圧が下がると、

体内でヒスタミンが発生するとされています。

 

ヒスタミンは炎症を起こす物質であり、

「これが普段は治まっている古傷の炎症を再発させてしまうのではないか」

と言われています。

 

 

また、気圧の低下は体内の水分循環も妨げます

そうすると血行が悪くなり、体がむくんだり痛みが出やすくなったりするため、

それがヒスタミンの発生と合わさって痛みを生じさせていると考えられます。

 

 

 

原因2. 自律神経の反応

 

気圧の低下は、自律神経にも影響を及ぼします

 

自律神経は、

体を興奮させ活発に活動させる時に働く「交感神経」
体をリラックスさせ休ませる時に働く「副交感神経」

この2つのバランスをとってくれています。

 

 

気圧が低下すると、内耳にある気圧受容器という部分が反応し、

交感神経が優位になると言われています。

この時、血管収縮作用のある興奮物質ノルアドレナリンが分泌されます。

 

ノルアドレナリンの分泌は、痛覚神経にも刺激を与えます。

 

これにより、

「古傷周辺の痛みがはっきりと意識されてしまうのではないか」

と考えられています。

 

 

 

原因3. ストレス

 

自律神経の乱れは、心身のストレスにも繋がります

 

また、古傷の痛みそのものが不安感をもたらし、

さらなるストレスを呼ぶという悪循環にも陥る可能性があります。

 

 

 

古傷の痛みの改善方法

 

古傷が傷んだ時は、筋肉をほぐし、血行を良くすることが効果的です

 

お風呂にゆっくりと浸かって血行を良くし、ストレッチやマッサージなどで

痛みを感じる部位を優しくほぐしていくと良いでしょう。

 

ウォーキングやジョギングといった有酸素運動も、

血行促進に繋がるためオススメです。

 

 

 

また、交感神経優位になった心身をリラックスさせて

副交感神経優位にすることも大切です。

 

前述した入浴やストレッチの他、意識的に身体を休め、

その日は十分な睡眠をとるように心掛けるようにしましょう。

 

古傷が痛み出してなかなか治まらない場合や、定期的に痛み出す場合は、

医師や鍼灸整骨院などに相談することも大切です。

 

 

 

古傷が痛まないようにする予防方法とは

 

天候不順や季節の変わり目に古傷が痛まないようにするには、

普段から意識的に血行を良くしておくことが大切です。

 

 

 

日常的な痛みは出ていなくても、古傷がある部分や時々不調が現れる部分は、

毎日お風呂で軽いマッサージをしておくことや、

夏場でも就寝時にタオルケットを1枚余分にかけることなどをオススメします。

 

マッサージはあまり強くもむと痛みが出る場合もあるため、

軽くさする程度にしておくと良いでしょう。

夏場に冷房に当たりすぎないなど、冷やさないように注意も必要です。

 

 

 

また、特定の動きや姿勢をした時に痛むような場合は、

そうした動きを避けるよう習慣付けることも大切です。

 

 

 

最後に……

 

古傷や昔の怪我による後遺症は、

時には一生付き合っていかなくてはならない場合もあります。

 

そうした部分も自分の体の一部だと認めて、

普段から上手にケアしていきましょう。

 

 

 

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