暑い夏も終わり、いよいよ本格的なスポーツシーズンの到来ですね!
特にゴルファーの皆さんにとっては、これからの季節が最もプレイしやすいベストシーズン。
待ちに待ったこの時がやってきましたね!
ということで、『ゴルファー必見シリーズ第2弾』は苦手な方も多い
「傾斜地からのショットに有効なストレッチやエクササイズ」
をお教えしちゃいます!
私はレッスンプロではありませんので、決して
『傾斜地からの打ち方』の解説ではありません
ので、くれぐれもお間違いなく!!!(笑)
練習場とコースでの一番の違いは、練習場ではほぼ平らなマットの上から打つのに対し
コースでは様々なアンジレーションに対応しなくてはいけませんよね?
左足下がり、左足上がり、つま先あがり、つま先下がり、そしてそれらが混じり合った
複合的な傾斜などなど・・・ゴルファーは様々な状況に対応していかなくてはありません。
あるいは、ラウンドの前半は調子よく好スコアで回っていても後半になると、
特に傾斜地からのショットが思うように打てず、トラブルになって大きくスコアを
乱してしまう・・・
という経験をされた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
雑誌の特集やレッスンプロから傾斜地への対応を教わって、
「その通りに打ったハズなのになんで???」
と思いますよね!?
筆者もかつてそんな時「なんでだよう~???」とレッスンプロや雑誌の編集者に逆恨みした
ことが何度もありました。(;´д`)
でも、その原因は「打ち方」にあったのでないのです!
実は、その原因の多くは『筋肉の疲労や弱化』からくるものと考えられるのです!
『傾斜地』では、平らな場所でボールを打つ時よりも余計な筋力を求められます。
例えば、つま先下がりの時はスタンスを少し広めにしてドッシリと腰を落として
カカトに体重をかけて構えねばなりません。
この時、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)や内側の筋肉(内転筋群)そしてふくらはぎの筋肉
(下腿三頭筋)などは、平らなところから打つ時に比べおよそ2~3倍の重力に耐えなければ
なりません。
つまり、それ相当の筋力が求められるのです。
ですから、ラウンドの前半はうまく対応出来ていても後半になるとこれらの筋が疲労して
特に傾斜地でのミスショットが多くなってしまうのです。
打ち方は正しいのに、筋肉の疲労のせいでミスショットになってしまう・・・
こんな勿体ないミスは絶対に減らしたいですよね?
では、実際にどのようなストレッチやエクササイズをすればよいのか?
早速、実際の方法をご紹介していきましょう!
ゴルフのスイングに最も必要とされるのは、骨盤の可動域の広さです。
これは、傾斜地だけでなくスイングの全ての状況にも有効なことです。
が、傾斜地での対応で最も重要になってくることでもあります。
何故ならば、先述したように
傾斜地への対応には「下半身をドッシリ構え、ゆったりとした リズムで振りぬく」こと
が重要であるからです。
では、具体的な方法について早速ご説明していきましょう。
まず、写真①のように「股割り」をするように腰幅の1.5倍くらいの広めのスタンスで立ち
つま先をやや外に向け前傾し、両手をそれぞれの両膝の内側に当てます。
次に、写真②のように右手で右膝を押し開くようにします。
そして、写真③のように反対の左手で左膝を押し広げます。
こうすることによって、左右の内転(脚を身体の軸の内側に動かす)に働く筋肉(内転筋群)
がストレッチされ、股関節の内側への可動域が広がるのです。
ゴルフでは、テイクバックやフォロースルーの際に左右それぞれ反対側
の内転筋が働きます。
右利きの方の場合、テイクバックの時は主に左脚の内転筋群が働き
フォロースルーの時は 右脚の内転筋群が働くのです。
内転筋群とは、恥骨筋・長内転筋・短内転筋・大内転筋・薄筋・外閉鎖筋(表層~深層の順)
などを言います。
テイクバックでしっかりと身体を捻じり、
フォロースルーの時はその捻じりのパワーを解き放ち、しっかりと身体を回す・・・
という重要な役割を果たしてくれるのです。
これを数回(5~10回)繰り返しましょう。
さて、股関節の可動域が広がったら次はその股関節を『有効に使うためのストレッチ』です。
これは、主に股関節に加え膝(膝関節)・足首(足関節)のためのストレッチです。
まず、やはり写真①のようにドライバーのスタンスよりも少し広めに足を開きます。
次に、写真④のように少し前傾を姿勢を取り右手で右膝を押し込むようにします。
そして、次に写真⑤のように左手で左膝を押し込むようにします。
このストレッチも、5~10回繰り返し行います。
このストレッチは、主に股関節を外転・外旋(脚を外側に開いたり、外側に捻るような動き)
に働く筋肉、さらには膝や足首の屈曲・進展(曲げ伸ばし)に作用する筋肉にも有効です。
外転に働く筋肉には中殿筋・小殿筋・大腿筋膜張筋などがあり、
外旋に働く筋肉には 外旋6筋と呼ばれる梨状筋・内、外閉鎖筋・上、下双子筋・大腿方形筋
などがあります。
このストレッチでは先ほどの内転筋群とは反対に右利きの方の場合ではテークバックの際の
右脚、そしてフォロスルーの際の左脚に作用し、テークバックでは右脚が流れないように
フォロースルーでは左脚がずれないように
すなわちスウェイの防止やしっかりとしたフィニッシュを取るために有効となります。
また、膝や足首の筋に作用しやはりドッシリとしたアドレスを取ることにも有効となるのです。
そして、もう一つ
『ラウンド中に疲れを感じた時に有効なストレッチと筋トレを兼ねた エクササイズ』
をご紹介しましょう。
皆さんもご存知のように、ゴルフのスイングは前傾姿勢すなわち股関節の軽度屈曲の保持を
求められます。
この股関節の屈曲に作用する筋肉の代表選手が、腸腰筋と大腿四頭筋と言う筋肉です。
腸腰筋は、正確には「腸骨筋」と「大腰筋」という2つの筋肉が合わさったもので
股関節の屈曲の他に、骨盤の前傾・腰椎前腕の増強などに働いています。
大腿四頭筋は要するに太ももの前の筋肉で、正確には「大腿直筋」・「外側広筋」
「中間広筋」・「内側広筋」という4つの筋肉が合わさったもので
主に股関節の屈曲(大腿直筋)と膝関節の伸展(外側広筋・中間広筋・内側広筋)に働きます。
まず先に骨盤に近い腸腰筋が働いて、次にある時点で大腿直筋が作用しこの2つの筋肉が
協働して股関節の屈曲が完成します。
この筋肉を緩めた上でかつ強化してくれるのが次にご紹介する
ストレッチ&エクササイズです。
まず写真⑦のように腰幅に脚を開いて立ちます。
次に、写真⑧のように右脚を大きく一歩踏み出します。
筋トレをされたことがある方はここまでの動きが『フロントランジ』というメニューと
同じであることに気付かれるでしょう。
しかし、この後の動きが『フロントランジ』とはちょっと異なってきます。
『フロントランジ』では、この後勢いよく右脚を元に戻しますが
このストレッチでは、写真⑨のように骨盤を斜め下に下げていきます。
そして2~3秒止めて鼠蹊部を十分に伸ばしてやります。
また、写真⑦→⑩→⑪の順に反対の脚も行います。
さあ、いかがでしたか?
どれも簡単で、いつでもどこでも出来るストレッチ&エクササイズでしょ?
繰り返しになりますが、これらのストレッチ&エクササイズはいつ行って頂いても
よいのですが、特にラウンド中「疲れたなかな?」と感じた時や
傾斜地でのショットにミスが出始めた時などは特に有効です。
「でもシーズン中は練習やラウンドが続いて、なかなか疲れが取れないよ!」
という方もいらっしゃいますよね?
ご安心ください!
そんな方のために、三軒茶屋にあります当『あすウェルスポーツ鍼灸整骨院』があるのです!
世界中のアスリートが愛用しており筋肉疲労からの回復に抜群の効果のある
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お待ちしております。
ですから、皆様はこのゴルフにとってのベストシーズンを心の底から満喫してください!
健闘をお祈りしています!!