こんにちは!
三軒茶屋にあります、あすウェルスポーツ鍼灸整骨院の院長・佐藤です。
なんだか暑い日が続くなあと思ったら、あっという間に梅雨入りが発表され曇りや雨の
多い毎日ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私は、雨の日の合間を縫いながら大好きなゴルフに勤しんでいる今日この頃・・・といった
ところです。
でも・・・なかなか『レイトヒッティング』を身に付けることが出来ず、悩ましいラウンドを
続けております。
それはさておき、今回は
『ゴルファー必見!飛距離アップのための最強ストレッチ!!』
と題して、ゴルフ場でもご自宅でも出来る、簡単で効果的なストレッチを
ご紹介致します。
ゴルフをされている方なら何となくお分かりかと思いますが、ここでゴルフで使う筋肉を
簡単にご紹介しておきましょう。
細かく言うとキリがないので大雑把に言うと、ゴルフで活躍してくれる筋肉たち・・・
上半身では僧帽筋・三角筋・菱形筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・広背筋など、
下半身では大殿筋・中殿筋・内転/内旋筋群・外旋筋群・ハムストリングス
(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)・下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)などです。
今回は飛距離アップには特に欠かせない下半身の筋肉のうち『大殿筋』・『ハムストリングス』
・『内転筋群』及び『股関節周りの複数の筋肉』を伸ばすストレッチをいくつかご紹介します。
繰り返しになりますが、これらのストレッチはゴルフ場でもご自宅でも場所を選ばず
どなたでも簡単に行う事が出来ますので、ぜひ覚えて頂いて実践されることを
お薦め致します。
それではまず個々の筋肉ご紹介いたしましょう!
まず、下半身の筋肉の部位についてちょっとだけ詳しくご紹介しておきましょう。
一般の方は、筋肉の名称などはあまり意識されていないですよね?
上の写真は、おしり周りの筋肉ですが、中でも一番大きくてパワーのあるのが大殿筋です。
この筋肉は、脚を後ろに引く動作(股関節の伸展)膝を伸ばしたりという作用がありますが
ゴルフで最も重要と言われるアドレスの際に、他の筋肉(ハムストリングスや下腿三頭筋)
と協働して『ドッシリと安定したスタンス』を作ってくれる重要な筋肉です。
上の写真の「大腿二頭筋」・「半腱様筋」・「半膜様筋」を総称して『ハムストリングス』
と呼んでいます。
ハムストリングス大殿筋と協働して股関節を伸ばしたり、逆に膝を曲げたりする動きを
してくれます。
下腿三頭筋は皆さんが比較的よくご存知の筋肉で「腓腹筋」と「ヒラメ筋」を総称して
こう呼ばれています。
よく「ふくらはぎが攣る(つる)」とか「アキレス腱を伸ばして!」と言われる時の筋肉です。
下腿三頭筋は、膝を曲げたり足首を伸ばしたり(足関節の屈曲)するときの働いてくれている
筋肉です。
ほら、これらの筋肉のどれもが『スタンス』の時に大切なのがよくお分かりでしょう?
これらの筋肉が、疲労や加齢のために硬くなってしまうと下半身も使えないし腹筋までもが
うまく使えず、力感のない弱弱しいスイングとなり当然飛距離も望めなくなってしまいます。
ゴルフ雑誌などでプロのアドレスやスイングをみると「張りのあるドッシリとした下半身」
や「構えた時のズボンの後ろから斜め前にかけてのシワ」に気がつきますよね。
つまり、これらの筋肉がしっかり働いてくれると『(良い意味で)筋肉が張って力強い
スイングが出来るカタチ』になってくれるというワケです。
でも、ここでちょっと待ってくださいね!
まずストレッチの前に、カラダを前に曲げる動き=前屈をして現状のカラダの硬さを
確認しておきましょう。
上は、私が前屈をした時の写真です。
思わず皆さんの「硬っ!」という声が聞こえてきそうです。
そう来年で還暦を迎えるオヤジの前屈はストレッチをしないとこんなもんです。
皆さんはいかがですか?
さて、いよいよ具体的なストレッチのご紹介です。
先ほどの前屈の状態から、尾骨(尾てい骨)を中心にして状態をゆっくり右に45度回して静止
します。
これで右脚の裏側が伸ばされます。
今度は左に同じように45度回して静止します。
これで左脚の裏側の筋肉が伸ばされます。
そして元に戻してもう一度右に回します。
右45度で静止➝元に戻し同じように左に回して静止する。
これを左右2回ずつ繰り返します。
そしてゆっくり立ち上り、大きく息を吐きながらもう一度前屈します。
するとどうでしょう!
還暦真近の私でも、ほらご覧の通り指先が床に着くではありませんか!!
これは、脚の裏側の筋肉が伸ばされたおかげでカラダが前に曲がりやすくなった(=柔軟性
が上がった)という作用のおかげなのです。
内転筋とは、文字通り股関節(脚)をカラダの内側に引き寄せる働きをしてくれる筋肉で
トップからの切り返し~インパクト~フォロースルーの際に、股関節の動きをスムースに
してくれる働きにとても深く関与しています。
具体的な筋肉名で言うと、「恥骨筋」・「長内転筋」・「短内転筋」・「大内転筋」・「薄筋」
などです。
これらの筋肉のストレッチは何種類かありますが、どれも有効なストレッチばかりですから
全てご紹介しますので、ぜひ取りんでみてください。
まず、下の写真のようにあぐらをかくようにして座り足の裏を合わせます。
そして、上体を前に倒します。
倒す時に息を大きく吐くようにするのがポイントです。
次に、息を吸いながら上体を起こします。
これを4回繰り返して1セットです。
次のストレッチは、先ほどのようにあぐらをかいて座り両手で足首を持って両膝を立てます。
これで内転筋は閉じた状態となります。
そして、また開きます。
それから上体を前に深く倒します。
ここでもまた肘で膝を押し、息を吸って閉じる。
息を吐いて開くを4回、吸って閉じるを4回の計8回で1セットとします。
このストレッチには、特に股関節の可動域(動き)を広げて体重移動をしやすくする
という作用があります。
体重移動には、股関節と内転筋が密接に関わっておりこのストレッチを繰り返すことに
よりスムーズな体重移動が可能となるのです。
さらにもうひとつ股関節のストレッチをご紹介します。
下の写真のように、左右の脚を90度に広げ膝も90度に曲げます。
まず、左脚は動かさず右脚だけ内側に倒します。
このとき、右脚は出来るところまで倒します。
こうすることによって 、右のお尻か太ももの筋肉が同時に伸ばされていきます。
そして一旦戻します。
これは、ダウンスイングからインパクト~フィニッシュまでの股関節やその周辺の筋肉の
動きの鍛錬にもなります。
今度は右脚は止めて、左脚を内側に倒します。
こうすることによって先ほどとは反対の左のお尻から太ももの筋肉が伸ばされます。
そして、また元に戻します。
右脚を4回、左脚を4回の計8回で1セットとします。
このとき、左右で差を感じると思いますが硬いと思われる方の回数を増やせば
筋力差を補うことが出来、より方向性や飛距離が増すことでしょう。
さあ、いかがでしたか?
これであなたの飛距離と方向性はバッチリ!!
それでも尚不安に思われる方には、三軒茶屋にある当「あすウェルスポーツ鍼灸整骨院」に
ご相談ください。
当院には、プロの資格を持つトレーナーが複数在籍し『パートナーストレッチ』や
『スポーツケア』や『インディバセラピー』など、あなたの筋肉の柔軟性の向上や
パフォーマンスアップのためのメニューを多数ご用意しております。
詳しくは、当院スタッフまでご相談ください!