”加齢”による身体の変化と対策

あすウェルスポーツ鍼灸整骨院
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加齢とともに身体の衰えは誰にでも起こることです。

 

衰えることで身体の機能が低下し、

障害につながりやすくなります。

 

 

 

そこで今回は、

障害を防ぐためにも加齢による身体の変化や対策について

身体の各器官ごとお話ししていきたいと思います。

 

1. 筋肉

 

筋線維数の減少によって萎縮が起こり、筋力の低下が起こります。

 

 

 

筋肉には瞬間的に大きな力を発揮する速筋線維

小さな力を長時間発揮し続ける持久力に優れた遅筋線があり、

加齢により起こる筋委縮は、主に速筋線維の萎縮が主体になります。

 

そのため加齢とともに機敏な動作ができなくなっていきます。

 

 

 

特に下肢の筋肉量は、

上肢や体幹に比べてより減少量が多くなる傾向にあります。

 

 

 

筋量が低下するともちろん筋力も低下しますので、

筋がまたぐ関節の安定性が失われて関節痛へとつながっていきます

 

関節痛があると関節を動かさなくなり、更に筋萎縮を起こして…

といった悪循環へ陥り、動くことが更に難しくなってしまいます。

 

 

 

対策はレジスタンストレーニングです。いわゆる筋トレです。

筋肉を動かすことで筋肉に刺激が入り、筋肉が萎縮するのを防ぎます。

 

筋肉量が増加すると筋肉がまたぐ関節が安定し、

関節痛の予防・改善になります。

 

 

 

また、筋肉量が増加すると基礎代謝量も増加し、

体脂肪量・体脂肪率の上昇を抑えます。

 

基礎代謝量とは、

体温維持や呼吸、心臓を動かすために消費されるエネルギー代謝量です。

 

体脂肪量の増加を抑えるので血圧や中性脂肪値の上昇も抑えられます。

 

 

 

2. 骨

 

加齢により、骨密度は低下し、骨折しやすくなります。

 

特に女性は閉経後に、

女性ホルモンの一種、エストロゲンの生成量が減ることにより、

急激な骨密度低下が起こります

 

骨密度が低下すると骨の中がスカスカの状態になり、

わずかな衝撃でも骨折を起こしてしまう骨粗鬆症になります。

 

 

 

体の中で骨折を起こしやすい部位がいくつかありますが、

その中でも特に股関節の付け根の骨折、大腿骨部骨折を起こすと、

その後の生活に大きな影響を与えます。

 

大腿部頚部骨折を起こすと

歩行能力が損なわれ、寝たきりへとつながりやすくなります。

 

寝たきりになると、活動しないことによる筋萎縮や関節拘縮が進行し、

身体の機能低下が著しくなります。

 

 

 

対策は、これもレジスタンストレーニングです。

レジスタンストレーニングを行うことで骨に刺激が入り、骨密度が上昇します。

 

骨粗鬆症の予防・改善には

適度な負荷でのレジスタンストレーニングが効果的です。

 

 

 

3. 関節軟骨、関節液

 

関節軟骨とは関節を形成する骨の先端を覆う軟骨です。

関節を動かした時に、骨と骨との摩擦や衝突による衝撃を軽減する働きがあります。

 

加齢により、この関節軟骨の変性が起こります。

 

変性とは、加齢による関節軟骨の水分量の減少や、

外力によって関節軟骨が徐々にすり減ることです。

 

 

 

変性が進み、変形性関節症に進行すると

関節の痛みが強くなり、関節を動かすことが困難になり、

筋萎縮へとつながってしまいます。

 

 

 

変形性関節症は膝・肘・股関節に多く発症しますが、

その中でも特に多い変形性膝関節症は、過体重も影響してきます。

 

加齢により基礎代謝量が減少することで体脂肪量が増加しやすくなりますので、

体脂肪量増加とともに体重も増加し、膝への負担が大きくなり、

変形性膝関節症の症状が強まります。

 

 

 

関節液は関節の中にあるもので、

関節の潤滑を良くし、関節軟骨に栄養を与える役割があります。

 

加齢とともに関節液の量が減少していくことで軟骨が擦り減り、

変形性関節症に移行していきます。

 

 

 

運動することで関節液の温度が上がり、

関節の動きが滑らかになり、関節痛軽減されます。

 

 

 

4. 脳、神経系

 

加齢とともに脳細胞が減少し、脳が萎縮していきます。

 

また、脳へ送られる血流量も減少し、

血液には酸素を運搬する役割もあるので脳に送られる酸素も不足してしまいます。

記憶力が低下し、物忘れも多くなっていき、進行すると認知症に移行してしまいます。

 

 

 

運動することで、脳に酸素が運ばれ、

認知症予防や記憶力など脳機能の維へつながります。

 

 

 

5. 免疫系

 

免疫系細胞の働きが悪くなり、免疫力が低下します。

 

免疫力が低下すると、

体内に入ってきた細菌や異物を破壊する能力が落ちてしまい、

肺炎やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

 

 

 

運動することによって唾液に含まれる免疫グロブリンAが増加し、

風邪など感染症予防する効果あります。

 

 

 

おわりに

 

今回紹介した器官以外の器官でも、加齢とともに機能は低下していきます。

 

機能の低下には個人差はありますが、

使われなければ確実に機能は低下していきます。

 

 

 

適度な運動をする事で、

加齢による機能低下を予防・改善することが出来ます。

 

身体各部分の痛みに対しては、

原因によりますが、動かすことで改善する場合もあります。

 

 

 

当院では身体の状態を診させて頂き、

改善が必要な部分のトレーニングも行っていきます。

 

身体の痛みでお悩みの方や、症状がなかなか改善しない方は、

一度、三軒茶屋にあります当『あすウェルスポーツ鍼灸整骨院』にご相談下さい。

 

 

 


 

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